BLOG版ウチの失語くん

金融商品を選ぶ(発症11年28日)

Posted on 2023年8月16日

オットが自分の通帳を開いて「どうしたらいいの」と言う。給与振込口座の残高が、いつのまにかまとまった金額になってしまったので「なんかしたほうがいいと思うんだけど」と、言われましても。
ウチは完全に夫婦別会計なので、オットの預貯金額も給与額もこれまで知りませんでして。でも、今のオットは数字にも極端に弱く、お金の管理は難しい。これからは、完全別会計というわけにはいかないか。ほいじゃ、お手伝いしましょうか。
というわけで、オットが夏休みのきょう、一緒に口座のある銀行に行きました。
担当の方に「まとまったお金を運用したい」と伝えると、あれやこれやと始まったので、ひとつひとつ噛み砕いてオットに説明。そして案の定、10分ぐらいでツイテケマセンの顔になり、休憩。
そこで、気づきました。
我が家にとって一番大切なのは、リスクとか利回りではなく、オットがひとりで管理できるかどうか。私が先にいなくなっても、困らないかどうかだ。
満期がきたとき次の運用先を考えるのは難しそう。引き出し手続きをして、生活費として計画的に切り崩していくのも、ひとりでできるかな。
だったら、ある程度運用したあと、決まった年齢になったら、月々決まった額を口座に入れてくれる商品がいいのでは。
失語症生活12年目、そんなことも考えるようになりました。

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みなさまからのコメント

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  1. ひまわり

    米谷さま
    こんにちは、初めてコメントさせて頂きます。
    「ウチの失語くん」拝読いたしました。
    8月末、1人暮らしだった父が脳梗塞で倒れ、失語症と言われ、何がなんだかわからなく、パニックになりながら模索する中、本を読ませて頂きました。真っ暗だった中、私一人ではないんだと思え(その他参考になることがたくさんあり)、私も父のサポートできるように勉強していこう!と思いました。

    銀行の件、私も父のお金の管理をすることになると思い、「失語症、銀行、代理人」など調べましたが全く情報が見当たらなく、、、「失語症」と「認知症」は違うのに、高齢の父(82)は銀行に理解してもらうだけでも大変だろうと、どうしてよいのか途方にくれます(凍結される可能性もあるので、私も銀行に気軽に相談できないetc)。
    記事から、色々なことが参考になりました。このようなブログを書いて下さりどうもありがとうございます。恥ずかしながら、「言語聴覚士」をを父が失語症になるまで知りませんでした。私も今後勉強をしていきたいと思います。どうもありがとうございます。

  2. 米谷 瑞恵 Post Author

    ひまわりさん

    コメントありがとうございます。
    ひとり暮らしのお父さまが脳梗塞になられたとのこと、これからの暮らしがどうなっていくのか、ひまわりさんも、お父さまご自身も、戸惑っていらっしゃるかと思います。
    失語症は、周りに理解してもらうのが難しいので、さらに不安になりますよね。
    でも、この銀行の話には続きがあって(コチラのブログ)、こんな風に助けてくださる方も、沢山いますよ^ ^
    あまりひとりで抱え込みすぎないで、周りのかたもどんどん頼ってくださいね。きっと、お父さまのリハビリを担当している言語聴覚士も、助けになると思います。困ったことがあったら、相談してみてください。
    もちろん、私にご連絡くださってもいいですよ! 

  3. ひまわり

    米谷さま

    コメントにご丁寧な返信どうもありがとうございます。
    温かいメッセージに涙がでました(感謝いたします)。
    ブログの続きも読ませて頂いています。私の父も今は自分の名前も書けないので、今後全ての手続きがどうなるのかと不安に思っていましたが、写字などでも対応して下さることもあるんですね。

    現状、一人で抱え込んでしまっているので、周りの人にもどんどん相談して頼っていけたらと思います。米谷さまをはじめ、言語聴覚士の方がいて下さることが本当に心強いです!
    また、ご相談させてしまうこともあるかと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。
    ブログや本にも助けられています。どうもありがとうございます。

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