BLOG版ウチの失語くん

職場復帰した失語症者の会(発症1年1カ月5日)

Posted on 2013年8月24日

オットは、読み書きはまだまだおぼつかないのですが
話すのは少しずつスムーズになり
体力もだいぶついてきました。
となると、そろそろ考えなければならないのが
いつ「復職」するか。

このままリハビリを続けて、できるだけ良くなってから
のほうが、いいような気がしますが
早めに職場に戻ったほうがいい、働くこと自体がリハビリになる
という考え方もあり。

どういうタイミングがいいのかねえ、と迷っていたところ
言語聴覚士の先生から
「職場復帰した失語症者の会」があると教えていただき
まずは見学として参加してきました。

同じ失語症でも、いろいろな状態の方がいますが
きょうの集まりにいらしていたのは、オットと同じように

・体の麻痺はほとんど残っていない。
・世間話をする程度だと、言語に障害があることが目立たない。
・でも、仕事をする上ではさまざまな困難がある。

という方々で。
これまで、こういうタイプの方にお会いしたことがなかったので

あああああ、ここに仲間がいたー!!!

と、ジンワリ涙ぐむぐらい嬉しかった。
全部で15人、しかも年の頃が近い方のお話を伺えて
すべてガッツリ勉強になり、参考になり、刺激になりました。

そのうちの、ひとりの方のお話。

「自分では、もう仕事できると思って復帰したけれど
前にしていた作業が、同じようにできない。
なぜできないのか、自分でわからない。
上司から『どこが難しいの?』と聞かれて、説明できない」

なるほどなあ。

オットも復職したら、きっとこういうことが沢山あるんでしょう。
そんなとき思いだし、支えになるのは、
きょう話を聞かせていただいた「仲間」の存在なのだろう、と。

家族や親戚や友達が、いくら親身になっても
この「仲間」にはなれない。
だからこそきょうの出会いが、嬉しく、有難く
心から感謝なのであります。

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