発症から1周年
Posted on 2013年7月20日
ちょうど1年前の7月20日の夜
オットは自由が丘のビッグエコーで倒れ
急性期病院で「脳出血」と診断されました。
きょうは記念に、上記2カ所を訪れたのですが
遠い昔のことのような、つい昨日の話のような。
とにもかくにも。何はともあれ。
この日を境に、オットの生活はガラリと変わったわけですが
「失語症」という後遺症を抱えながらも
相変わらず、のほほーんとしていられるのは
facebookを通して、皆さんと繋がっているという安心感があるから。
オットのお友達の皆さん、そして私のお友達の皆さん
いつも「いいね!」やコメントをありがとうございます。
この1年間、支えてくださった
すべての方々に感謝しています。
考えてみると、この1年
オットは一度も、愚痴ったり嘆いたり弱音を吐いたりしませんでした。
私「もう嫌だー、とか言いたくならないの?」
オット「だって、今はリハビリするしかないでしょ」
そりゃそうだけど。
私「仕事から離れてて、焦ったりしない?」
オット「しないねえ」
私「そうなんだ」
オット「僕には、僕にしかできないことがあるから」
逆境のときに、グッと踏ん張る力になるのは
「自尊心」なのかもしれない、と
またまた失語くんに教えられた1周年の夜でした。
みなさまからのコメント
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らぁちゃんママ
—オットは一度も、愚痴ったり嘆いたり弱音を吐いたりしませんでした。
すごいですね。
ため息とかも、つかれたりしないんですね。
素晴らしいです。頭が下がります。
夫も、退院してしばらくすると、お仕事に行きたいと思ってたようです。
(それは今も同じで、自分にできることがあると訴えます。)
楽観的な私は、主治医に尋ねました。
「お仕事に行きたいようなんですが・・・」
「片麻痺で利き手が使えないというのもありますが、重度の失語症なので、お仕事は難しいでしょうね。お仕事の内容にもよりますが、厳しいでしょう。」
今なら、そうだよねって思えるのですが、
その頃は淡い期待もあったり、現実を直視できていなかったのですね。
性格的な問題もあるのでしょうが、我が道を行くタイプなので、人と合わせるのが多分嫌・・・
デイサービスも、今のところで三か所目。
一年もすると、行きたくないオーラ全開で、ため息の日々が始まって、
こちらが根負けして、ケアマネさんと相談しながら見学に行ったりして別のところを探して。
見学に行くのも厄介で、納得しないと行かないのです。
大人の男性なので、仕方ないのかなと思うのですが・・・
それなら、もっと積極的にリハビリをと思う私と、
デイケアでのリハビリに納得がいかない夫の思いと、、、、
思いが伝わらないジレンマ、それを思いはかれない私のジレンマ。
ご主人の自尊心は、良い方に向いていますね。
夫のプライドが、今はまだ道の途中で行ったり来たり。
自分はもっとできるんだ。
こんなじゃないんだ。
なんで、いつまで経ってもよくならないんだ!
ごめんなさい。
今朝もまた、デイケアに出かける寸前までため息のオンパレードでした。
こんな風に続けてもらうことがいいのか悪いのか、、、
そんなことを思いながらこちらを見させてもらって。
支離滅裂な独り言になってしまいました。
どんまいどんまい^^
お昼に戻ってきたら、おかえり~~♪って笑顔で出迎えたいと思います。
いつもありがとうございます。
米谷 瑞恵 Post Author
ご主人が「受け入れられない」というお気持ち、それまでできていたことがいきなり奪われてしまったのだから、当然ですよね、つらいですね。
オットが弱音をはかないのは、比較的失語症が軽度だったことありますが、脳が損傷された部位の影響もあると思います。軽度でも「元通りにはなれない」ことを嘆く方もいらっしゃるし、重度でも落ち込みがあまりみられない方もいます。
らぁちゃんママさんのご主人が安心できる場所がみつかるといいなあ。