鯛焼き屋さん(発症11カ月13日)
Posted on 2013年7月1日
脳のエネルギー源はブドウ糖オンリー
なので、言語リハビリの前にガンガン甘いものを食べる
ということは、以前書きましたが。
リハビリ後はブドウ糖を使い果たしてグッタリ
おまけに言葉が(いつも以上に)出なくなります。
先週は、病院から家に戻る途中で
やばい、エネルギー切れだ、甘いものをとらなければ
という状態になったらしく
二子玉川ライズの鯛焼き屋さんに行ったのだそう。
ところが、ヘトヘトすぎてしゃべれない。
オット「だから、こう(指を1本たてる)したの」
私「コレ、って指させばよかったのに」
オット「それもできなかったの」
鯛焼き屋の若い兄ちゃんは、怪訝そうに
「鯛焼きですかー、どれですかー、いくつですかー」
と矢継ぎ早に質問。
オットは首を縦に振ったり横に振ったりして
何とか「薄皮鯛焼き(豆乳)」にありつけたようです。
私「普通の鯛焼きにしなかったんだ」
オット「とーにゅーのが食べたかったの」
私「そんな状態でも、コダワルね」(笑)
オット「食べたいのを食べるんだよ。あたりまえじゃん」
そして今日、やはりリハビリでブドウ糖が必要になったらしい。
オット「ここ(指でテーブルに魚の形をかく)また、行った」
私「鯛焼き屋さん?」
オット「そう。たーいーやーき」
私「きょうは、鯛焼きって言えた?」
オット「言えなかった。でも、お店の人が出てきた」
先日と同じ若い兄ちゃんが、オットのことを覚えていたらしく
カウンターの外に出てきて、壁に貼ってある品書きを指さし
「これですか?」と一つずつ確認してくれたのだそう。
オット「ボクに慣れてくれたの。嬉しいね」
私「よかったね。そういう店がいっぱいできるといいね」
オット「うん。でも一番いいのは、ボクがしゃべれるようになることだけどね」
正論です。