BLOG版ウチの失語くん

うちの両親(入院中のこと)

Posted on 2013年5月5日

去年の7月に脳出血で倒れてから、しばらくのあいだ
オットは宇宙人化しておりました。
前にも書きましたが、脳の言語変換機能がおかしくなって
しゃべり言葉が「文字化け」してしまったようで。
「ゐあkljfだれぽkめあいg」
などと、大まじめで話していまして。

初めて私の両親が来てくれたときも
もちろん、宇宙語絶好調。
「すみません、遠いところ」とか
「もう、こんなになっちゃって」とか
謙虚に挨拶しているのであろうことは、
声の調子から想像がつく。
けれど、実際に口からでてくるのは
「しkふぁdkぺ」

さすがに父は戸惑った様子で
「まあ、無事でよかった」と
ひたすら繰り返しておりました。
ところが母は
「あらそう。大変だったわねえ」などと
何やら会話している模様で。

二人を見送りがてら、病院の外に出て
「何言ってるか、わからなかったでしょ」と言うと
母がきょとんとして
「え? そうだった? 全然気がつかなかった」と。

脱力。

男女のコミュニケーション力の違い、ですかね。
男性は往々にして、左脳だけで話し
女性は往々にして、右脳も使って話すという。

ウチの両親の例だけをとって、
「男」と「女」にカテゴライズしてはいけない
とは思いますが。
海外でも日本語で押し通して
現地の人と仲良くなっちゃうのは
やっぱりおばちゃんが多いような気がする。

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