初対面の人と話す（発症8カ月6日）

休日ですが、私が仕事で留守だったので
ひとりで四谷三丁目に行ってきました。
ここは、オットが写真展をしたルーニィーをはじめ
いくつものギャラリーが集まっていて
病気をする前は、毎週のように通っていた場所です。

最初にルーニィーに顔をだしたところ
ギャラリーの方が、話し相手になってくださったそうで
「楽しかった〜」と。

そのあといくつかギャラリーをまわって
新宿御苑駅から帰ってきたとのこと。
写真を見ながらだと、地下鉄一駅分平気で歩けるみたいで。

そのうちの一つのギャラリーで
前から気になっていた若手写真家の展示があったそうです。
彼女も在廊していたので、名刺を渡し
「前から注目していた」「これからもがんばって」など
声をかけてきた。と。

初対面の人に、自分から積極的に声をかけるなんて
（しかも私の付き添いなしで）
よくできたなあ。
たぶん、退院後、初めてです。

「写真について『ココが良かった、これはイマイチ』とか
『こういうの撮ってみたら』とか、言いたかったけど
それはまだ、難しいねえ」

オットは写真雑誌の編集長をしていたためか
若手写真家に合うと、ついいろいろ言いたくなるらしく。

「写真を撮ったり、見たりするのには
言葉は必要ないけど
写真についてしゃべるときは
いっぱい言葉を知らないといけないから
やっぱりがんばらなくっちゃ」

という意味のことをつぶやきながら
眠りについたのでした。