BLOG版ウチの失語くん

「布」の読み方(発症7カ月25日)

Posted on 2013年3月13日

リハビリの宿題プリントをしながら
「ふーせーあーきーら」と言っています。
布施明?

オット「ねえねえ、これ布施明の“ふ”だよねえ」

漢字にふりがなをつける問題で
「布」の字の横に○が2つ。
「ふ」だと○が1つしか埋まらないから、
どうやら違うようだ、と。

私「そうだね。でも“ぬの”とも読むね」
オット「ぬの?」

2つの○に「ぬ」「の」と書き入れました。

私「“ぬの”より“ふせあきら”のほうを覚えてるなんて、面白いねえ」
オット「だって“ふせあきら”のほうが、いっぱい言うから」

オットによると、これまでの人生で
「ぬの」と言ったことは数えるほどしかない、と。

確かに、日常生活で「ぬの」って言うことは少ないかも。
形になっているものは「服」とか「シーツ」とか「カーテン」だし
形にする前のものは「生地」と呼ぶことが多いし。

オット「そうでしょ。だから“ふせあきら”のほうが普通だよ」

「ふせあきら」と言ったことは100回以上ある、と主張。

そうかな。
そうですかな。
私も「ふせあきら」って100回以上言ってるかな。
あー、あー、
うーん、言ってるかも。

オット「ほらー」

勝ち誇っております。

というわけで、とりあえず「野原」と「猫」はスルーで。

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