失語症の先輩(発症5カ月26日)
Posted on 2013年1月14日
オットと同じ会社の別部署に
失語症を克服して復職された人がいる
と紹介してもらったので
ご自宅にお邪魔してお話をうかがいました。
60代の男性で、6年前に発病されたのだそう。
失語症とは、言われなければまるでわからない
そういえば、少しろれつがまわらないところもあるかな
というぐらいの方で
「できないことではなく、できることを数えろ」
と言われました。
(実際はもっと丁寧でやわらかい表現でしたが)
100%元通りになって、前と同じように働こう
なんて考えていたら
いつになっても復職なんかできない。
今の自分にできることは何か。
これから何ができるのか、何をしたいのか。
いまの(読めない・書けない)状態だって、
会社に行けば行ったで、何かやれる。
いつ、どのタイミングで復職するかは
自分の仕事に対する考え方次第だと。
帰りの電車の中で、オットはいつになく無口で
家に帰ると、会社用の鞄から自分の名刺をとりだし
会社の名前をノートにツトツトと書きうつしていました。
半年ぶりに
「リハビリ病棟の加藤さん」ではなく
「失語症の加藤さん」でもなく
「会社員としてのカトウトシキ」を思いだしたようです。
さて。
これからどうなりますやら。