距離の発見(発症2年30日)
Posted on 2014年8月18日
私が帰宅するなり、興奮気味に話しかけてきましたよ。
オット「きょり、というものがわかったよ!」
は?
私「きょりって、距離?」
オット「駅から病院まで2キロぐらいとか、そういうの」
距離ですか。
私「今まで、わからなかったの?」
オット「もちろん、病気する前は知ってたよ」
私「そうだね」
オット「でも病気してから、わからなかったの」
そうですか。
私「何で、急にわかったの?」
オット「スマホみてたら、思い出したの」
スマホの地図に行き先を入力して
「ここからここまで、どのぐらいかかるか」を調べるのは
だいぶ前からできるようになっていたのですが
これまで「かかる時間」しか見ていなかったのだそう。
オット「何分かかるか、だけじゃなくて、
距離がかいてあることがわかったの」
なるほどねー。
オット「これからは、何分かかる、じゃなくて
何キロある、って言えるよ」
そうかー。
距離を発見したかー。
時間より距離のほうが、
より抽象的概念なのかもね。
何だかわからないけど
人類の進化に立ちあっている気がするわ。