電卓を使う(発症1年6カ月30日)
Posted on 2014年2月18日
オットは脳出血発症直後に
医師から「数字が苦手になる」と言われました。
半年後に退院したときには、
予言(?)どおり日付も血圧値も
数に関することはすべてお手上げだったのですが
毎日コツコツと訓練していたら
今では日常生活に支障のない程度には回復。
時間も間違えないし、お金もサッと払えるようになりました。
計算についてはですね。
1年ぐらい前に試しに電卓を渡したところ
……固まった。
どうすればいいのか、見当もつかなかったのでした。
そしてさっき、そろそろ確定申告をしなければと
私が電卓をとりだすと、何やら関心を示している。
「使ってみる?」と渡してみると
オット「どうやるんだっけ」
私「1たす1は、ってやってみて」
オット「えっと、いち、たす、いち」
と言いながら「1」とか「+」とか「=」とか打ってますよ。
私「すごーい!」
オット「触ってみたら、できた」
私「やったねー。じゃあ4かける5は?」」
「4」「×」「5」「=」と正確に押してます。
私「やったねー。前は使い方もわからなかったのに」
オット「そうなの?」
おそらく、あのときわからなかったのは
電卓という道具の使い方じゃなくて
計算という「概念」なんだろうなあ。