気になる言葉(発症5カ月30日)
Posted on 2013年1月18日
テレビをつけたら元NHKアナウンサーの山川静夫さんが
「24時間リハビリです」とおっしゃっていました。
ご存知の方も多いかと思いますが
山川さんは2000年に脳卒中で倒れ、失語症になったものの
リハビリの結果、見事アナウンサーとして復帰を果たしたという
失語症患者の「希望の星」であります。
オットも、山川さんには遠く及びませんが
いちおう24時間体制でリハビリに取り組んでいます。
気になる言葉があったら、声に出して言ってみる。
そして、言えるまで何度も繰り返す。
いつでも。
どこでも。
ひとりでも。
ひとりじゃなくても。
だから、一緒にニュースをみていると
唐突に「あーこりー」とか言うわけです。
私「アルジャジーラ」
オット「あーこりーら」
私「アールー」
オット「アーラー」
なんて繰り返しているあいだに
どんなニュースかわからなくなる。
だいたい、もっと日常的に重要な言葉があるのに
なぜ、アルジャジーラを言いたいのか。
この先、いつ使うというのか。
なにげなく会話しているときも
急に気になる言葉が出てくるようで
私「それでさー、半蔵門線に乗ってたらさあ」
オット「はんどー」
私「はんぞう」
オット「はんぞー」
私「そう! はんぞうもん」
オット「もんぞうもん」
なんてやりとりしているあいだに
何の話してたのか忘れる。
まあどうせ、大したことじゃないんですけどね。
24時間リハビリのおかげで
我が家には、私の残した「もやもや感」が
そこいらじゅうに漂っておりますよ。
で、きょうの会話
私「あのさあ、壇蜜がさあ」
オット「だーんーねーつー」
私「だーんーみーつー」
どうでもよすぎる……。