数字が苦手(発症5カ月24日)
Posted on 2013年1月12日
脳出血で病院に担ぎ込まれた直後の話です。
オットの脳のCTをみながら医師がこう言いました。
「言語をつかさどるところがやられているので
言葉に障害が残ります。
特に数字を扱うところの損傷が激しいから
この部分は最後まで難しいでしょう。
経理などのお仕事でしたら、転職を考えたほうが……」
いや、それよりも先生
「命に別状ないんですよねっ???」
というわけで、当時は何の話をされているのか、さっぱり……
だったのですが
しばらくすると、あのときの医師の言葉が徐々に甦ってきました。
あ、当たってる……。
脳科学の世界ってすごいわー。
私が江戸時代の人だったら
あの先生を「予言者」だと思うよ。
そんなわけで、オットは数字が苦手です。
平仮名も読めないけれど、数字はもっと難しいらしい。
リハビリ病院で、徹底的に「お金を使う練習」をしてもらえたので
コンビニで買い物するぐらいはできるようになったのですが
本質的には、よくわかっていないらしく
初詣でお賽銭を投げるとき
お財布から1円玉を出していました(←止めました)
毎朝、血圧をはかって、ノートに記録しているのですが
それを読み上げるのが一苦労であります。
たとえば上が「121」の場合
一番左の数字を指さして「ひゃーく」
私「そう!」
二番目を見ながら指を折ってイチ、ニと数えてから「にー」
私「惜しい!にじゅう、だね」
三番目は一番左と同じなので自信満々に「ひゃーく」
私「……」(どこから説明したらいいのかわからない)
まあ、ぼちぼちいきます。
幸い、経理のお仕事じゃないですから……。