失語症の後輩(発症2年11カ月17日)
Posted on 2015年7月5日
facebookを読んでくださった方から
たまにメッセージをいただくことがあります。
つい最近御連絡をくださった方は
御主人が40代で失語症を発症されて現在入院中とのこと。
しかもウチの近くの病院にいらっしゃることがわかり
何となく御縁を感じました。
その方の御主人は退院が近づくにつれて
不安な様子をみせるようになった、と書かれていたので
「ウチのオットと話してみますか?」と提案してみたところ
是非にとのお返事。それではということで
きょう病院に伺いました(私は付添い)
同じ病気の「後輩」に体験談を話すのは初めてなので
オットは「何を話そう」「コレを見せてあげよう」と
あれこれ準備をしていました。
実際にお会いしてからは話が止まらず
退院してからどんな工夫をしたか
復職するためにどんな準備をしたか
隣で聞いていた私にとっては
もちろん知っていることばかりだったけれど
改めて「よくやったなあ」と感じたので
入院中の方にとっては刺激が強すぎたかも^ ^;
「退院してから、そんなに努力しなければならないのか」と
かえって不安を募らせてしまったかもしれません。
それでもいつか、きっと退院してしばらくたってから
「そういえば、こんなこと言っていたなあ」と
思い出してもらえたらいいなあ、と思います。
オットは今月、発症してからちょうど3年になります。
きょうお会いしたお二人から
「3年たてば、そんなにしゃべれるようになるんですね」と
眩しそうに言われました。
失語症は一人一人違うので
誰もがオットと同じような回復をするとは限らないけれど
少なくとも日常生活に支障がないレベルまでになって
会社に通えるようになった人が、ここに一人います。
そのことが同じ病気の方の希望になれば、嬉しいです。