ATMの暗証番号(発症6カ月17日)
Posted on 2013年2月5日
退院した日に実家の電話番号がわからなかったことで
「数字が苦手」を実感したよ。
という話を昨日書きましたが
その数日後、判明したのが
キャッシュカードの暗証番号もわからない
ということで。
生年月日とか電話番号とか
私が試しに入力したところ、いずれもNGだったので
本人を連れて銀行窓口に行き
あれこれ手続きして教えていただきました。
なるほど、コレだったか。
オットは、自分の暗証番号を見て
「そうそう」と頷くものの、口には出せない。
たとえば「1234」だとしたら
「いち、にー、さん、し」と読めない状態です。
さて、問題は
この暗証番号を覚えていられるか。
そして、ATMの操作はできるのか。
オットと機械の前に立ち
「ひとりでやってごらん」と促すと
「ええと」と言いながらも、なんとか
カードを入れて「引き出し」を選び
暗証番号を……入力できました。
操作方法はどうやら“勘で”わかるようですが
最も苦手な数字を間違えずに4つ押せたなんて。
失語ツマ、目の前でおきていることが、にわかに信じられず。
私「えええ、なんでできるの?」
オット「わからないけど、できたよー」
数字の配列が違う機械で試しても、ちゃんと入力できたので
どうやらしっかり覚えてる模様です。
不思議だー。
という話を、このあいだ友達にしたところ
「きっと数字をpdfで記憶してるんだね」と言われて
なるほどー、と。
オットにとって4桁の暗証番号は
「数」ではなく「模様」なのかも。
眼でカシャッとシャッターをきって
「画像」で覚えている、ということなのかもね。
おかげさまで、引きだす金額も何とか入力でき
(これは適当に数字を一つ押して「万円」を選べばOK)
ATMは問題なく使えるようになりましたが
あいかわらず、朝の血圧測定では
「80」を「はちじゅうぜろ」などと読んでおります。