BLOG版ウチの失語くん

回復期病院を探す(入院中のこと)

Posted on 2013年8月11日

仲良しの編集者でお友達のO谷さんと久しぶりに会い
オットと3人であれやこれやとおしゃべりしてきました。

O谷さんは、去年オットの入院直後に駆けつけてくださり
非常にお世話になったので
1年遅れになりましたが、そのエピソードをメモしておきます。

脳卒中になると、まず急性期の病院で治療をうけ
発症から2カ月以内に、回復期リハビリ病院に転院します。
この「2カ月以内」は厚労省が定めたものですが
実際には都内のリハビリ病院は満室のことが多く
なかなか思うようにいかないのが現状です。

ウチの場合は、H病院から玉川病院への転院を希望していたのですが
H病院のソーシャルワーカーによると
「玉川病院に2カ月以内に空きがでる予定はない」と。
「期限内に転院するにはS病院しか選択肢がありません」と言われ
もやもやもやもや……。
大切なリハビリ施設を、そんな消去法で決めるのかー。

ちょうどお見舞いにきてくれたO谷さんに「もやもや」を話すと
「玉川病院に電話して、直談判してみれば?」

へ? そんなことして、いいの?

当時は病人家族になりたてで、心身ともにいっぱいいっぱい。
とにかく医師、看護師、ソーシャルワーカーから言われたことを
オチのないように遂行する、しかない、と思い込んでいたので
自分からアクションを起こすというのは、非常に新鮮でした。

O谷さん「いいに決まってるじゃん。自分のことなんだし。
ダメならダメって言われるだけのことで
電話したぐらいで、誰にも迷惑かけないでしょ」

なるほど。それもそうだ。

次の日、思いきって玉川病院に電話したころ
とても丁寧に対応していただけたのですが
残念ながら、やはり2カ月以内に空きがでる予定はない、とのこと。
「そこをなんとか」「そうして差し上げたいのは山々なんですが」
「どうにかなりませんか」「本当にこればっかりは、申し訳ありません」
しつこくしつこくやりとりをしても、ムリなものはムリ。
泣く泣く電話を切りました。

その翌日。
H病院のソーシャルワーカーから電話があり
「玉川病院に急に空きができたので、加藤さんの転院を受け付けるそうです」と。

えええええええ、ほんとですかー。
玉川病院に確認すると
その日に転院してくるはずだった方の容態が急変し
転院が取りやめになった、とのこと。
「急に空きベッドができたので
熱心にお電話くださった加藤さんのことを真っ先に思いだして
すぐH病院に連絡したんですよ」
と言われ、恥ずかしいやら嬉しいやら。

容態が急変された方には本当に申し訳ないのですが
これが、このあと続く「加藤俊樹ツイテル伝説」の幕開けでもあり
元を正せば、O谷さんのおかげなのであります。

医療に対して受け身でいては駄目。
一生忘れない教訓になりました。

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みなさまからのコメント

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  1. アバター

    らぁちゃんママ

    そうだったのですね。
    でも、そういうことってありますよね。
    分かれ道。
    どっちにいくかで、大きく変わってしまうかも・・・な分かれ道。
    「加藤俊樹ツイテル伝説」楽しみに読み続けさせていただきますね。

    • 米谷 瑞恵

      米谷 瑞恵 Post Author

      今から思うと、どんな選択をしても、たぶん「ツイてる」と感じた気がします。大丈夫、自分は間違ってないと確認したかったのかもしれません^ ^

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